継承について学んでいきましょう。
継承というのは、あるクラスが、他のクラスの変数やメソッドを使えるようにすることです。
実際の具体例で継承について理解をしていきましょう。
継承の具体例
具体的なコードで継承について理解していきましょう。
コード1 class Pet():
2 def animal(self):
3 print('this is dog')
4 return
5 class Inherit(Pet):
6 pass
コードの解説(1) 1行目でPetという定義しています。そして、2行目でanimalというクラスメソッドが定義され、このメソッドはthis is dogを出力します。
(2) 5行目でInherit(Pet)というクラス定義がされていますが、(Pet)と書かれています。これが継承で、InheritというクラスがPetというクラスを継承しているといることを意味しています。
結果として、Inheritクラスから作られたオブジェクトは、Petクラスが持つ変数とメソッドを使うことができるようになります。
具体的なコードで確認してみましょう。
コードa = Inherit()
a.animal()
アウトプットthis is dog
aはInheritクラスから作られたオブジェクトですが、animalメソッドを使うことができていることが分かります。
継承は、モジュールのimportと同じようなイメージで、他のクラス内で定義されている変数やメソッドを効率よく使えるようにしている、と覚えましょう。
継承を更に突っ込んで理解するためには、メソッドのオーバーライドという考え方を理解することが大切です。
継承と合わせて、オーバーライドという記事を是非読んでみて下さい。