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    Pythonの概要を理解しよう

    Pythonは、多くの開発者によって日々進化し続けている、今注目の言語です。

    文法はシンプルで、直感的に理解することができます。ですので、はじめてプログラミングを学ぶ方にもオススメの言語です。

    しかし、これからプログラミングを始めようと考えている方は、Pythonがどういった言語なのか、他の言語と比較してどうなのかイメージがわきづらいですよね。

    そこで、まずはプログラミング言語におけるPythonの位置づけや、Pythonの特徴についてお伝えしていきます。

    Pythonのニーズはどれぐらい?

    まず、Pythonの人気がどれほどなのか、他の言語と比較してみましょう。

    日本においてプログラミング言語(Python、Ruby、C、PHP)がどれほど検索されているのか、Google Trendを使って比較してみました(2016年~2018年)。

    水色がPytyonです。

    google-trend、programming langage

    Python以外の言語がほとんど横ばい(検索数が増えていない)ですが、Pythonは徐々に検索数を増やしていることがわかります。

    なぜPythonのニーズが増えているのか?

    では、なぜPythonのニーズが増えているのでしょうか?その理由を見ていきましょう。

    簡潔なコードを書くことができる。

    Pythonは他の言語とくらべて、簡潔なコードを書くことができます。

    簡潔なコードは、コードの保守を容易にし、チームでの開発を簡単に行えるようにしてくれます。

    実際に、C言語とPythonで同じ意味を持つコードを書いて比較してみましょう。

    C言語の場合

    コード
    

    #include <stdio.h>

    int main(void)

    {

        int a;

        a = 1;

        return 0;

    }

    Pythonの場合

    コード
    

    a = 1

    何と、C言語では7行かかる所が、Pythonでは1行で書けてしまいました。

    つまり、Pythonプログラムが複雑な処理を人の代わりに引き受けてくれているのです。

    活用できる分野が多岐にわたる

    Pythonは、数多くの分野で使われています。

    具体的には、アプリの作成や、ウェブサイトの作成だけではなく、機械学習、データ解析、グラフの作成などです。

    Pythonを学ぶことによって、活躍の幅が広がります。

    多くの人が開発に携わっている

    Pythonは多くの人がその開発に携わっています。

    開発に携わる人が多いというのは、それが言語の強みに繋がります。

    なぜなら、開発者が多ければ多いほど、便利な機能がどんどん追加されていくからです。

    開発者が多いことのメリットを、携帯で例えてみましょう。

    今、スマートフォンで一番のシェアを築いているのはiPhoneです。

    スペックという面で考えると、他のスマートフォンの中には、iPhoneの性能を上回るものもあるでしょう。それはCPUの性能かもしれないですし、容量の大きさかもしれません。

    しかし、iPhoneはユーザーが圧倒的に多いです。

    その結果、多くの開発者がiPhoneアプリの開発に携わっており、新しいアプリがどんどん誕生しています。結果として、iPhoneはどんどん便利になっていくのです。

    多くの人が開発に携わっているシンプルなプログラミング言語。それがPythonと言えるでしょう。

    Pythonの語源と歴史

    ここからは、Pythonが生まれた経緯とその歴史について簡単にお伝えします。

    Pythonの語源

    Pythonは「ニシキヘビ」という意味です。Pythonのロゴもヘビですので、その語源はヘビと思ってしまいがちですが、実はこれは間違っています。

    Pythonを作ったGuido van Rossum氏は、Pythonの由来についてこのように語っています。

    「1989年の12月、趣味として何かプログラミング言語の開発ができないかずっと考えていた。丁度その時はクリスマスの時期であり、オフィスもしまっていたが、ふと気がつくと、手元にはパソコンだけがあった。そこで新しいプログラミング言語を開発することを決意したのだが、クリスマスというムードと関係ない言葉、そして、私がMonty Pythonのサーカス(イギリスのサーカス)が好きなことから、Pythonという名前に決めた。」

    こちらがPythonを開発したGuido氏です。

    Guido van

    wikipediaから抜粋

    Python開発の歴史

    1989年に開発が始まり、1991年に最初のプログラミング言語としてのPython(ver0.9.0)が誕生しました。この時すでに、例外の処理、関数、データ型としてのリストや辞書、モジュールシステムとオブジェクト指向という考え方が反映されていたと言われています。

    そして、3年後の1994年にPython(ver1.0.0)が誕生しました。このバージョンでは、lambda、map、filterといった関数が実装されました。

    更にその6年後、Python(ver2.0)が誕生しました。

    現在の最新版であるver3が誕生したのが2008年です。Python3は、Python2と後方互換性が無い(Python2で動いていたコードでも、Python3で動くかどうかは分からない)という意味で、大きな変更となりました。

    最近になってPythonという言葉を耳にする機会が増えてきましたが、実は非常に長い歴史を持つ言語だったのです。

    3分でPythonの実行環境を整える

    Pythonを実行するためにはPythonプログラムをインストールしなければいけないのですが、これは初心者の方にとってはハードルが高いかもしれません。

    そこで、簡単にpythonの実行環境を整えることができるサイトをご紹介します。

    そのサイトの名前はreplと言います。

    https://repl.it/

    フェイスブックなどのように、アカウントの登録をするだけで、すぐウェブ上でPythonの実行環境を提供してくれます。

    replを使ってPythonの実行環境を整える方法については、replを使ってPython実行環境を整える方法という記事を参考にして下さい。

    順番に読んでいけば、力がついていきます

    このサイトでは、順番に記事を読んでいくことによって、Pythonの理解がぐっと深まるように設計されています。

    また、新しい概念などが出てきたときは、リンクをたどってその概念をすぐに参照・理解できるよう、構成を工夫しました。

    このサイトを使い倒して、Pythonの知識をどんどん増やして下さい。

    では早速勉強を始めていきましょう!

    といっても、まずはPython(プログラミング)を学ぶ上で押さえるべきポイントについてお伝えします。

    これを知っているのと知らないのでは、学びの効率が大きく変わってきます。早速、Python(プログラミング)の勉強をする前におさえておくべきポイントから勉強を始めていきましょう。